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野球をとことん楽しむために。

♪思い込んだら試練の道を行くが男のど根性

 真っ赤に燃える王者の印 巨人の星をつかむまで

 血と汗流せ 涙を拭くな

 行け行け 飛雄馬 ドンと行け~ ♪

あの大リーグボール養成ギブス、父・一徹のちゃぶ台返しなど、星飛雄馬が歩んだ野球人生を描いた伝説的野球マンガ「巨人の星」の主題歌です。「野球=熱血・気合・ど根性」というイメージを強烈に植えつけられた、自分にとっても影響の大きいマンガでした。angry

本来野球は、交互に攻守交替をして決められた回数で相手より1点でも多く得点を挙げたほうが勝ちというボールゲーム、つまり「遊び」なんですけれども、なぜ「厳しい・苦しい・精神鍛錬・ど根性」なんていうイメージが染み付いてしまったのでしょう。

前にも書いたのですが、今から約70年前に始まった戦争とその当時の社会情勢も大きかったと思います。アメリカから伝わったベースボールという遊びから娯楽性を取り除き、過酷な練習をすることで精神鍛錬・魂の修養を身につけることを目的とした野球へと変容することで「戦争中に野球なんて…」という社会の批判から逃れ、そのときの考え方が残って現在まで受け継がれてきたのだと思います。

私も中学野球部在籍中、下級生の頃はわけもわからず上からの命令による「根性野球」の元で徹底的にしごかれてきました。coldsweats02

  • 「野球をするならば坊主頭でなくちゃいけない。」
  • 「根性・精神を養う為に、厳しい練習をしなければいけない。」
  • 「礼儀を身につけさせるために野球をさせる」
  • 「チームワークを身につけさせるため野球をさせる」

でも、これは昔のはなし。

野球は本来遊びなのですから思いっきり遊べばいいんです。遊びの中からいろんなことを学んでいけばいいんです。

学ぶべき項目がまずあってそれを履修するために野球をするのであれば、学校の授業と同じでちっとも面白くないでしょう。

野球という遊びに自発的に一生懸命取り組んだ結果、○○した、○○できるようになった、○○するようになった、というのが本来の形であって、上記のような「○○しなくちゃいけない」という押し付け型の指導、いいかえれば「こうあるべきだ」という教える側の勝手な理想像がまずあってそれを実現する為に野球を利用し選手に強要したり強制させることには、疑問を感じずにはいられません。

  • 「練習するのに髪の毛が邪魔だから坊主にした。」
  • 「もっと上手になろうと思って一生懸命練習したので、根性や精神的強さが身についた。」
  • 「親身になって、懇切丁寧にいろんなことをアドバイスしてくれるので監督・コーチにお礼をいうようになった。」
  • 「野球を通じて、チームワークの大切さが身にしみてわかった。」

これが本来あるべき形であると思います。

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…でも断っておきますが、私は「厳しい練習」も必要だと思っているし精神論的野球、気合・根性野球のような泥臭い野球は大好きな人間なんですよ。

「言ってることが違うんじゃない?」と思われる方もいらっしゃると思います。

今までできなかったことができるようになる時に感じる喜、それが真の意味での「楽しい」ということだという内容の記事を前にも書きました。

楽しいからもっと上手くなりたい、勝つ楽しみを味わいたいと思い自発的に一生懸命頑張る。そのための練習がどんなに厳しく辛く苦しい泥臭いものでも、その先に本当の楽しみがあるならばその過酷さは必ず乗り越えられるはずです。そしてそんな練習を通じてどんなことにもへこたれない根性と強い精神力が養われることは、大いに結構なことであり大歓迎すべき姿だと思います。遊びを究めることは、楽しいけれどとても厳しく辛いことでもあるのです。

ということで…私は泥臭い根性野球が大好きなのです。

.

さて、どうすれば野球という遊びを楽しむことができるのでしょうか。

まず最初は、みんなとワイワイいいながらプレイして野球を大好きになってください。

そして少し上手になってきたら次には「もっともっと上手くなりたい」「勝ちたい」「こんな練習をしたい」「ああいう風になりたい」という具体的な目標を設定し、それに向かってに自発的に一生懸命練習に取り組んでください。

ここまできたらコーチの出番です。

君達の希望や目標をはっきりと伝え、コーチにどんどんアドバイスをうけるのです。コーチは、君達の目標達成の為にサポートし的確なアドバイスするのが役目なのですから、野球が上手になってどんどん楽しんでいくのに利用しない手はありませんよね。

コーチという言葉は元々「馬車」という意味だそうです。それが「馬車に人を乗せる場所」→「乗客を馬車に乗せ、その人が希望する場所へ送り届ける」という意味に変化していき、「選手が望む実力を身につけられるようになるまで最後まで丁寧に的確に指導する人のこと」をさす言葉となりました。

馬車に君達を乗せても行き先がはっきりしなければ馬車は発車できません。希望や目標がわからなければ君達にどうアドバイスすればいいのかわからず、どうしても練習は押し付ける形になってしまいます。

押し付けられてやらされる野球はつまらないし、あるレベル以上には絶対にうまくなりません。楽しければもらったアドバイスを自分なりに工夫したりアレンジしたりしてどんどん上手くなろうとするわけですが、やらされている練習では言われたことを怒られない程度にするだけで工夫はしないしアレンジを加えることは絶対にしないと思います。つまり教えているコーチ以上の実力には絶対にならないのです。

少年野球はやらされる野球ではなく君達が自分の意思でやる野球です!君達が楽しくなければ野球をする意味がありません。

無限の力を秘めている君達が自分の可能性を引き出す為にも、もっともっと野球を好きになって、もっともっと積極的に練習に取り組んで、もっともっとコーチにアドバイスを求めに来てください。

そうすれば野球はもっともっと楽しくなるでしょう。

私は野球が楽しくて、どうしようもないくらい楽しくて、君達と野球することが大好きなオジサンですから、遠慮なく、いつでも、どこでもウェルカムですよ。happy01

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